マイズナー12章 最終シーン

なんとか最後の章まで来た。
最後の章は具体的な作品読んでるシーンが多いので、他の章と比べて小説感が高め。 とりあえず最後までやるだけやろう。


  • 「感情準備はただシーンのはじめのためにある。」 シーンに一度入ったら、後はシーンの中で揺れる感情を使え。準備するのは感情の初期値だけ。
  • 「ヒステリー状態になるように感情準備をする。次第にセリフを勉強し、両者をあわせる。」
    ヒステリー云々はわからんが、感情準備を磨いてから、セリフを覚える•学ぶということだろうか。感情を先に持て、何かが起こるまで何もするな。それがマイズナーのこれ迄の話ではある。
  • 「やろうとすることを、本当にやる」「役の特徴をよく見なくてはならない」
    最初は演技の基本中の基本。本当にやらなければならない。演技をするとは、演技をしないこと。なんか逆説的だけど、そういうこと。そしてそのためには、事実だけでなく、役の特徴をよく見ないといけない。でも、役の特徴を見るとは、どういうことなんだろう?
  • 「シーンは、君を感情的に刺激する装置だ」
    理屈じゃなくて、本能でやる。シーンは感情を刺撃する。その刺激に、感情で反応する。理論ではなく。
  • 「どうして前の方がよかったんだろうと、考えるな。」
    何故かと言うと、考えても決してわからないから。上手くいくときもあれば、上手く行かないときもある。それが演技。それが人生。
  • 「いつも休まず演じ続け、あらゆる種類の芝居をやることだ。自分に合っているかいないかはかまわない。」「技術の基礎から離れるな。」 マイズナーの最後の助言。これらの言葉を、いつも心の片隅に。

以上、サンフォードマイズナー終わり。最後まで走り抜いたことに、今は価値がある。少しは理解できた...かな?少なくともあと19年はかかるはず。死ぬ方が早いかもしれんが、どこまでいけるだろうか。まあ、悪くないチャレンジではある...